新聞掲載内容 (抜粋)
セラ複合傾斜材料開発へ
放電プラズマ焼結法で研究
平成8年に放電プラズマ焼結(SPS)装置を購入し、複合傾斜材料の製造について検討しました。一般に、性質の異なる材料を組み合わせて、その組成を連続的に変化させた複合傾斜材料は、多様な応用が期待され、さまざまな分野で注目されています。
複合傾斜材料の作製には、焼結法、溶射法、CVD・PVD法等がありますが、当社では高速・短時間焼結が可能で、温度勾配を試料粉体内に簡単につけることもできるなどの特徴を持つ放電プラズマ焼結法を用いて、金属とセラミックスの混合粉末から複合傾斜材料を直接製造することを試みました。
そして、得られた焼結体について、硬さや接合状態を調べ、複合傾斜材料製造の為の最適条件を検討しました。その結果、金属にステンレス鋼、セラミックスにジルコニアを使用した場合、各層が緻密に焼結し、気孔・クラックが存在しない製品が得られることが分りました。これは、ステンレスとジルコニアとの熱膨張差が少ないためと考えられ、今後、放電プラズマ焼結法を使って、金属とセラミックスから複合傾斜材料を合成する場合、どの程度の熱膨張差が許されるか検討していく予定です。創業から、すでに45年が経過し、この間、品質と納期の確保をモットーとして、多くのセラミックス部品を生産してきました。上記写真は、当社が生産する主要部品の一部であります。それぞれの製品について具体的にここで詳述することは差し控えますが、元来セラミックスは、壊れるもの、寸法精度が不安定で何かと問題になりやすいものとして取り扱われてきました。しかし、これはセラミックスについての利用技術や設計方法に誤りがある場合も多くあります。当社では今後とも技術進歩に遅れないようにセラミックスの新しい利用技術などを積極的に研究・開発していく所存です。
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